標識大慌てで向かった先は、“浦安”。
といっても、千葉にあっても東京を名乗るTDLやTDSではなく、東伯郡琴浦町。倉吉からだとこの方向になりまする。:-)

R9を西へまっしぐら。この日の鳥取は生憎の暴風が吹き荒れ、飛ばされた砂で視界が霞む中、風力発電の羽根が回ります、回ります♪
琴浦の手前、“お台場(公園)” を過ぎた辺りから渋滞が…。砂の畑を突っ切って県道へ迂回、辿り着いたのは予定時間をわずかに回った頃。
「遅くなってすみませ〜ん」と飛び込むと、お蔵元自ら奥へ案内していただき、“現代の名工”、坂本杜氏と引き合わせてくださいました。

「すれ違うようにたった今、煮酒さんが帰られたばかりで…」と八ヶ月ぶりにお目にかかる “おやっさん” の柔和なお顔。「さっきお見せした酒があるから、まずはそれでも」と6種類のお酒がきき猪口に入れられて登場。

最初の香り高い酒に驚いていると…
「まぁ、そういうのが好きな人もおられるで」と苦笑しつつ、上槽時期などを教えてくださる。
水切り「煮酒さんが選んだのは、これですか?」と尋ねると「そう、これかとも云われたけど、先へ行ったら良くなるのはこっち、とおすすめしました」と。
「これなんぞ、三平さんが好きそう」には「そうそう、それは三平さん用」とニコリ。
「ならば、拙は…これとこれを所望いたしまする」
とお手つきをすませた後は、“おやっさん” の案内で蔵の中へ…。

まずは “洗米” と “浸漬” から。
明日の “蒸し” に使われるであろう五百万石をつまんで
「70%ですが、これくらいがちょうどいい米ですな」と。
製麹機「これのおかげで水切りがうまくいくように」と半円形の底を持つ新兵器を。
「底からも水を吸わせるんです」
「へぇ〜、よく考えてあるんですねぇ」
次いで “麹室” へ。
蔵人さんたちが “麹” のお手入れ中でしたが、さっきの水切り機といい、造りが大きいだけに道具も余所とは違いますな。
今季から造りに参加しているという “おおたに・ぶらざぁず” のお一人や、とうとう居着いてしまった(?) “とんびさん” のお顔も。
チームワーク良く、次々と “麹” に手が入れられていきます。
酒母できあがった “麹” を見せていただき…
“酒母室” へ。
ここは “速醸” だけですが、揃いも揃って元気な “酒母” ですこと。

そして、別棟へ渡り、“山廃酛” とご対メ〜ン♪
でも、この “酛” が使われるお酒が出てくるのはいつになることやら…。(´ヘ`;)ハァ

懐かしい “仕込室” で “醪” をいくつか見た後は、“貯蔵庫” 探検隊に…。
在庫を一回り。うぅむ、ありますぞ、ありますぞ、お宝が♪ (笑)

大谷酒造すると…
「おやっさん、こっ、これはっ!?」
なんと、先ほど「ホニャララBY からになりました」と伺ったばかりの酒のもっと古いのが、そこに。
「いただけるんですか?」
「さぁ、よう分からんから、後で事務に訊いときます」
を運良く入手することが…。ちょっと高いけど…。(苦笑)

「さて、そろそろ退散しないと…」
お蔵元と “おやっさん” のお見送りをいただいて、お蔵を後に…。

夕方にも拘わらず、快く受け容れてくださった大谷酒造のみなさま、お世話になりました。
ありがとうございました。


【つづく】