解毒剤

どうやら越せた霜月の晦日なれど、その夜に落とし穴が…。

ある会合での打ち合わせが終わった後、「軽く懇親を…」という段になって…
「そういえば、さっきのあの声は○○酒屋だったな」
案の定、銀色ビールと地元の某(旧二級)酒。orz

なのに、隣のおじさん、向かいのおじさん、揃いも揃ってお酌上手。代わる代わる「やれ飲め、され飲め」とばかりに薬缶燗を湯呑みになみなみと…。
この手の酒しかなかった哀しき世代にすれば、これが精一杯の親愛の情の表現。
それを無下に断るには、受けた情けが多すぎまする。X-)

小一時間ほどで解放された後は、早速の解毒を♪

ニギス煮付■生酛のどぶ H18BY仕込13号+13.5 生原酒
+■生酛のどぶ H18BY仕込16号+16.5

概ね2:8。“どぶ” の “どぶ” による “どぶ” のための、“どぶ割” ♪ (笑)
うまみたっぷりの “生どぶ” を覆い尽くす硬質な辛さ。これをしてキレ味という、ですな。

仕切り直しのアテは、ニギスの煮付け。今宵は雌ばかりなれど、それも致し方ありますまい。
もちろん、別皿には煮汁で煮た大根も。
里芋と挽肉のカレー煮とも真っ向勝負。
切り昆布・人参・油揚げ・シラタキの煮染やミニ春巻きもパクつきながら、“どぶ割” をグビグビ♪
蟹・長芋「はて、これの赤いのは…、ウゲ〜!!」
蟹ですかいな。orz
まぁ、アレルギーはありませんから食べられないことはないのですが、大人しく長芋だけを選って口直しに…。

ボロな酒でもまっとうな酒でも、飲めば酔うのが酒の困ったところ。
然れど…
翌朝の顔や体調には明らかな差が!!
やはりボロ酒は『いのちの食べかた』ならぬ『いのちの削りかた』の教本でしょうか。

まぁ、数々あった今年の苦行もこれにて打ち止め、となったはずですから、
師走はうまいおチャケで頑張っていきましょ♪
どうか無事年を越せますように!!!! (-人-)ナームー... (爆)

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解毒剤” に対して2件のコメントがあります。

  1. hirorin より:

    残った人生、飲食の回数は決まっているだろうから
    一回でも変なもの口にしないで済むならその方がいい・・けど
    あんまりこだわると人づきあいもできなくなっちゃいますよね〜

    無農薬無添加マクロビオティック生活をしていた時に
    外食するとすぐ解毒作用とかで吐いちゃったりお腹壊していて
    ちょっと苦労しました。
    お酒もきっとあんまりこだわるとそうなっちゃうかもしれない・・
    という感じもするので、とりあえず目の前にあるものは飲むように
    心がけている私でーす。

  2. おやぢ より:

    To hirorinさん
    我々年寄りには、ホント、切実な問題なのですが…
    仰るとおり一人で生きている訳じゃありませんからねぇ。

    お酒は…やはり然るべき造られ方があるように思います。
    それを「まっとうな酒」と呼んでいる訳ですが、
    これに慣れちゃうと無理してボロまで飲みたくなくなりますから、
    外飲みができなくなることでの不自由さはあるものの、
    今さら戻れませ〜ん♪ (笑)

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