チョコより猪口を♪
今日はチョコレート業界の陰謀に翻弄される日のようですが…
呑兵衛にはそっちのチョコよりも気の利いた猪口の方がずうっとありがたいですな♪
それも、須田菁華さんの赤彩盃なんぞをいただけるなら木にだって登りますぞ。
齢を重ね、ようやく赤絵にも馴染めるようになってきたところですし…
我が儘をお許し願えるならば「吉」の字より「福」の字を所望いたしまする。(笑)
■鶴齢 特別純米“山田錦” (04.01詰)
これ、オープンショーケースに置かれ、花冷え(10℃近辺)ほどを保っていたとはいえ、いつ開栓したのか、すっかり忘れてしまっておりまする。X-)
「甘が目立たなければいいけど」と冷やジュル。
「うむ、この程度なら」と熱燗(50℃近辺)から飛び切り燗(55℃近辺)を目安に回ってもらって…。
いつも飲んでいるような強い酒ではありませぬが、山田錦の素性の良さに助けられ、ふくよかなうまみを味わいまする。
アテは、鮪赤身(たぶんビンチョウマグロ)の刺身。
出されれば食べますけど、自分では買ってこないのが鮪。まぁ、そんな奴がいたっていいでしょ? (苦笑)
カレーにはたっぷりパスタが…。
「出所はあれだな」という甘〜いカレーにパスタも啜りながら、酒をグビグビ♪
さつま揚げ・冬菜の煮物もつまんでいたら、“鶴齢” が終わっちゃって…
■大洋盛 純米吟醸 “越の魂” (05.10詰)
新潟らしからぬ味の濃さを持つ “鶴齢” の後に最も新潟らしい “大洋盛” は酷かとも思いきや、軽やかなれど、きちんと “芯” のある味わいを伝えまする。
なぜか、ホッとするものが…。
しかし、このblogに新潟の酒が出てくるだけでも珍しいのに、それが二つも!?
挙げ句、新潟の酒だけで終わるとは…誠に以て椿事ですな♪
そういえば新潟のお酒のこと書いてないですね。
もしかしたら、初めて飲んだまともなお酒って
新潟から枝豆と一緒に送られてきた越の寒梅だったかも。
でも、それは日本酒を好きになるきっかけにならなかったなぁ。
新潟=甘いお酒っていうイメージがつきました。
でも、新潟もたくさん蔵があるんですよね。
新潟らしくないお酒って、今回のなんかはそういう感じですか?
To hirorinさん
何しろ新潟の酒を滅多に飲みませんから♪
昔は除夜の鐘と同じ108蔵ありましたけど、今、自醸酒蔵は…93か94?
新潟は醸造時にアミノ酸が出るのを嫌いますから、
うまみの少ない、薄っ辛い酒というイメージが定着しているように思いますが、
ここのはあべこべにうまみたっぷり。
欲をいえば、酵母を変えて、きちんとメーターを切ることと酸を出すことを
心がけてくれると、食べ物と一緒に楽しむ燗酒になり得るんですけどねぇ。
そちらほど香りは強くありませんが、或る意味、しぞぉ?か的なお酒♪ (笑)