サンプルもなく、スペックだけで選ぶなんて、ずいぶん向こう見ずなことをしましたが…
こういう結果になると、思わずほくそ笑んでしまいますな。分かるでしょ!? 🙂

天穏■天穏 純米 “改良雄町七割(7号酵母)” 無濾過生原酒 H18BY
これ、きっと昔ながらのこのお蔵なら、絶対生まれなかったであろう酒ですよ。
“改良雄町” の70%精米だけならあり得るにしろ、酵母は “協会9号” か “島根K-1”、と無難だけれど変わり映えのしない酒になったはず。
それをよくぞ “協会7号” 酵母を使ってくれましたこと。しかも “無濾過生原酒” ですからねぇ。
若き蔵人、タオさんのおかげで、コストパフォーマンス抜群の一本が誕生しました。
まさに「Good job!!」ですぞ。はぁと♪ (笑)

冷やで。気になる生臭もほとんどなく、梨系の香りを伴って、うまみと酸の良好なバランスが口に広がります。さすが、長崎杜氏。70%なれど、汚れは皆無。きれいで、天穏らしい品の良さは健在。このままグイグイ呑めてしまう危ないお酒でもありまする。

裏貼り燗をつけると、やはり出ますな。
でも、決して気になるレベルではありません。冷めてくればなおのことね。新酒のため、あまり熱くすると味が痩せてしまいますから、熱燗(50℃近辺)以下にとどめたほうがいいでしょう。

ホメ殺しになりそうですから、気になる点もあげましょ。
「今からこんなに呑めて、熟成に耐えるのかなぁ」
長崎杜氏がヤワな酒を造るはずがありませんから、これは杞憂に終わってくれるでしょうが、もう一つが…
「受注生産だから、どこにでもある酒ではなく、本数もごくわずか」
であることでしょう。

常温放置が試せるかどうか。欲張らないでね♪(笑)

アテは、今は無き “すっとんきょう@荻窪” の “煮やっこ” をアレンジした、豚肉・なめこ・長葱・豆腐の鍋。出汁の利いた汁もすすりながら、“天穏” をグビグビ。
ギスの煮付け。丸々と太った大きなギスですこと。お腹にはもちろん白子が…。
ソーセージ・ハムブロック・キャベツ・玉葱・トマトの煮物。トマトの酸が良い具合。
などと喜んでいたら、“天穏” が終わっちゃいましたぁ。

■旭菊 特別純米酒 (17.XX詰)
お代わりに「どれくらい?」と訊かれたので、「いつもどおり」と。
つまり、一方は原酒ながら、量は普段の倍を…ってことに。
おかげで、あっさりと沈没〜。orz