どぶはじめ

届いた日にラベルを見ながら…
「げっ、今年はのっけからこれかいっ!?」と開いた口が塞がらなかった【H18BY 仕13号 +13.5】のスタンプ。
「自分が本当に飲みたいと思う酒を造るだけ」という加藤杜氏だけど、いの一番に切りに切ったこれをもってくるとは…。
蔵の在庫が尽きて、まずは自分たちの飲む分を? はたまた…

生酛のどぶ■生酛のどぶ H18BY仕込13号+13.5 生原酒
冷やで。まずは上澄みから。もっとガチガチに硬く、当然、「渋ぅ〜!!」と顔をしかめるかと思いきや、原酒ということもあって思いの外に味がありますぞ。
良く振って醪をからめると仄かにガスっ気も。この含み(香)は紛れもなく“生酛”ですな。
「くくく、ウマ〜っ!!」と一人ほくそ笑むおやぢ。

「これなら」とアチチに煮ます。徳利の底からは細かな泡が次々に涌き上がってきますぞ。
発泡酒状態の “どぶ” を杯に注ぎ、冷ましつつ啜れば…
「はぁ〜」と漏れる溜め息ひとつ。
「これが生!?」「これが原酒!?」
うまみと強さ、そしてキレが見事な調和を見せまする。
もう、いきなり全開!!

“大食い誘発剤” の “どぶ” ですから、杯のみならず箸のほうもスピードアップ。
タコの頭、鰯の粕煮、車麩と豆腐の卵とじ、蕪・人参・椎茸の煮物…。
白菜漬けを口直しにバッサ、バッサとなで斬って…
呑んだ後で「腹いっぱい〜っ!!」という言葉が口をついて出てくるのもまた、“どぶ” ならではの珍事かと。
う〜む、“生どぶ”、もっと入れれば良かったかしら。X-)

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どぶはじめ” に対して8件のコメントがあります。

  1. 煮酒 より:

    夜行バスの友に500mlペットボトルに移し替え
    持っていきました。旨過ぎて、すぐに空。

  2. おやぢ より:

    >煮酒さん
    500mlじゃ、さもありなん。
    いっそ2.0Lのペットボトルに全部詰替えていけば良かったのに。
    白い液体の入ったペットボトルを抱えてニマニマしている怪しいおやじ♪

  3. ま・ぜら より:

    2Lペットは、上京した時、瓶もって変えるのが嫌で毎回詰め替えてます。

    1升瓶と違って電車で飲むにも抵抗無く飲めて危険です

  4. おやぢ より:

    >ま・ぜらさん
    嵩張らなければ、なおいいのにねぇ。その内、袋になるのでは?
    点滴用なんか、いいかも♪(笑)

  5. soba-kiri より:

    18BY呑みました!スゴイっす!

    そろそろ花見の時期ですね。
    火気厳禁がくせものですね。
    四合ビンを燗して保温作戦かな。

    TBしてみたのですが失敗かも?

  6. おやぢ より:

    >soba-kiriさん
    17BYの“+13”に「???」という人でも、この生“+13.5”なら分かりやすいかと。

    冷や酒では花見気分も醒めちゃいますものね。
    ウチは自前の桜ですから、酒は手当たり次第+燗どうこでの自在燗♪

    TB、元記事への言及がないと三連スパムフィルターで弾かれてしまいます。(汗)

  7. tenor より:

    静岡は当初は15日開花予報でした。
    が、この寒波で1週遅れ。
    とはいうものの、あんまり早くても寒いので困ります。
    見るのは(飲む)のは夜ですし〜。

    一斗缶を火にくべて一升瓶ごと温めたのは、ハタチの頃。
    この頃は我慢して常温で飲んでいましたが、
    ・・・・・新潟一酒庵に行けばいいのか〜♪

    それまでは近々到着の日置"桜"で♪

  8. おやぢ より:

    >tenorさん
    見るのは朝から、呑むのは昼から♪ (笑)
    昨夜、ふと時計に目をやったら02:00。延々6時間も呑んでいたことに…。
    さすがにちと胃が荒れているような…おまけに眠いです。X-)

    こちらの桜は来月前半でしょう。あのP箱積んで走ってきますか?(笑)

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