この子どこの子

昨夜は、ロールキャベツにはじまり、人参や玉ねぎとともにカレー煮。
そして、トマトとともにパスタで。シラタキと胡麻和えに…とキャベツ責め。
唯一、カツオのカルパッチョ風にレタスが使われていただけで
此見よがしにキャベツ、またキャベツのオンパレードと相成りました。
しかも、一応、どれも洋風。

しぞぉ〜かのお嬢様ならずとも普通ならすんなり…
本日の酒量〜 白ワイン 750ml ♪
は生憎このおやぢには通じませぬ。 (笑)

ましてや「19BY のサンプルを見てみよう」と 180ml なれど 2 本も持ち帰っておりましたから、取りあえず最初のを冷やジュル。
Sample「おやまぁ、もうこんなに?」
この米で、しかもこの造りで、「ひと夏越したところでどうせガチガチ」という予想は見事に覆されました。この精米歩合に似つかわしくないきれいなうまみ。それにこの含み香、いたく気に入りましたぞ。

「ちょっと熱くしすぎたか」という飛び切り燗(55℃近辺)超から冷ましつつ…。
熱いとさすがに若返ってしまうものの、上燗(45℃近辺)ほどでうまみが開きます。冷やの時同様、否、もっとゾクゾクするほどの含み香。ウンマ〜い!!
おまけにロールキャベツ、カレー煮、パスタ、なんでもござれ♪

ところで…これ、火入れのはずですが、いつ出るのか分からないんですけどぉ〜。(汗)
あ、生なら先日メールでお知らせしたように若干数♪

あっという間に一合が終り、二本目の冷やジュルへ。
「相変らず吟醸臭いなぁ」という苦笑とともに、どちらかといえば「こちらの方が飲めるんだろうな」という予想を裏切って、このお蔵の酒とは思えぬほどガチガチ。
燗をつけてもさほど印象は変わりません。純米吟醸なんだから当たり前といえば当たり前ですが、さらに強まった吟醸香と硬さが目立つ味わい。
昨年までと同じタイミングで出してはダメでしょうね、これは。

それと、如何に吟醸、それもプンケバ系好きにはまだまだ物足らないレベルとはいえ、食中酒にするにはやはり香りが多過ぎます。
もし 20BY でもこの米を使われるつもりなら、酵母を変えることも考えられては?

一合ずつ 2 本で正二合ですからピッタリ定量。これでやめればいいものを…
「秋鹿、半分だけでいいから」と “純米吟醸 2003年醸造" を追加。
十分に練れた純米吟醸に俗っぽい吟醸香があろうはずもなく、原酒の強さも手伝って、しっかりとした飲み応えを与えてくれまする。
やはり古おやぢには熟女がお似合いのようで♪ (笑)

そうそう、今日の写真は資料映像。登場したお酒とは関係ありませぬ♪ 🙂

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この子どこの子” に対して18件のコメントがあります。

  1. hirorin より:

    はい♪間違いなく私なら・・
    カレー煮があるから赤ワインだったかも。
    ロールキャベツとカレー煮なら、日本酒でもいいかなって思うけれど、
    パスタは日本酒にはどうも合わない気がします。
    うどんでも、蕎麦でも日本酒に合わせられるのに
    どうしてパスタは合わせづらいんでしょう?

  2. 煮酒 より:

    >20BY でもこの米を使われるつもりなら、酵母を変えることも考えられては?
     全く同じ事を蔵元に伝えました。県産酵母のやつですよね、それ?

  3. 狼亭 より:

    >やはり古おやぢには熟女がお似合いのようで♪ (笑)
    激しく同感!
    最近、「女は40過ぎから」って感じでしょうか?
    うーん、「酒は・・・?」

  4. おやぢ より:

    To hirorinさん
    赤はねぇ、どうしてもタンニンが気になって…。
    開けて直ぐに飲むのならボディのある白の方が手っ取り早いから。

    パスタが合わない?
    ニンニクが利いているとちとつらいかも知れませんけど…。
    それ以外ならおチャケさえ選べば♪

  5. おやぢ より:

    To 煮酒さん
    あ、分かっちゃいました。たぶん同じものかと。(汗)
    熊本系なのでしょうが、どうも気になる香りが出ていますよね。

  6. おやぢ より:

    To 狼亭さん
    ご賛同をいただき、ありがとうございます。(笑)
    いい『をんな』はきれいに歳を取りますよね。
    酒もむやみやたらに『常温で熟成』させるだけでは能がありませぬ。
    やはり女性同様、きれいな歳の取らせ方をさせなくては…。

    酒はまだしも女性に関して「それも男の甲斐性次第」といわれたら、
    おやぢはまったくの甲斐性無しです。(爆)

  7. 田舎もん より:

    こんにちは。

    うーん、どうかなぁ。

    いや、プロとしては、いろいろなお酒を知っていた方が良いと思います。
    ですから、ワインも、焼酎も、ウィスキーも、呑んだ方が良いと思うのですが。

    書いてないだけなら、良いのですが。

    元々、蒸留酒はお召し上がりではないですよね?

    それに、お燗を付けなさいと書いて、数時間前の抜詮を面倒と書いてしまうのは。。。

    #気持ちはわかりますよ、すぐに呑めないのは面倒というのは。

    でもねぁ、おやぢ殿はプロだからねぇ。

    では、ごめんなさい。

  8. おやぢ より:

    To 田舎もんさん
    それもありでしょうが、日本酒だけでもまだまだ足りませぬゆえ、
    なかなか他の酒類まで手が回りませぬ。
    網羅するほど多くはありませんし、掘り下げもしませんが、蒸留酒も飲みました。
    だけど、蒸留酒は“ごはん”の代わりにはなってくれないので…
    家飲みではほぼ醸造酒だけになってしまいます。
    ワインは開けてから数時間ですまないものもありますから
    日本酒の開栓放置と同じようにするケースがほとんどです。
    ただ、老父母と同じものを食べている限り、ワインが食卓に上がることは稀。
    それに、何よりもまっとうな燗酒こそが世界最強の食中酒である
    と思っていますから。

  9. 田舎もん より:

    お晩です。

    おやぢ殿の仰っていることは良くわかります。

    おそらくご存知でしょうが、一言付け加えさせてください。

    おやぢ殿のところの食卓は、和食を基本としたもので、清酒と会わないことは滅多に無いと思います。

    また、清酒は何にでも合ってしまうという懐の深さも持っています。

    特に、生の貝、魚の酢締めには最強です。

    一方、今、三十代より若い人たちは、食中酒を楽しまない方が多い、また、食卓も揚げ物が主体となります。

    こうした点に鑑み、清酒を広めていって戴きたいと思います。

    「群馬泉」特撰純米の燗酒とキャステロ・ブルーの相性はワインを越えています。

    一方、小柱を中心とした掻き揚げ(ただし塩)に、シャブリの組み合わせは、小柱の甘みが表に表れてくるので、魂消ました。
    この組み合わせを超える清酒にまだ出逢えていないのが残念です。

    また、ソーテルヌやアウスレーゼのような甘美な世界に引き込む清酒も見つけたいと願っています。

    ショコラに合った「蓬莱鶴」古酒はすぐに思いつくのですが、あれも昭和の酒だったからできたことで、
    今後、あのような酒が出てくるかどうか。

    では、ごめんなさい。

  10. おやぢ より:

    To 田舎もんさん
    食中酒というと、一つ一つの皿に合わせていちいちワインを選ぶような堅苦しさを与えるかも知れませんが、『食が酒を呼び、酒が食を呼ぶ』というスタイルこそが基本でしょう。
    その基本なくして酒を楽しむことができるとは思えません。
    酒を嗜まれない方にははなはだ不遜でしょうし、極論すぎるでしょうけれど…
    酒と食とをバラバラに切り離したら…酔えばいいだけの気違い水と腹がふくれればいいだけの餌。
    まずは食生活のあり方から考え直す、あるいは興味を持ってもらわなければ、どんな酒をすすめたところでその場限り。きちんと定着することはないでしょう。

    田舎もんさんが普段召し上がっている日本酒は…こちらからするとかなり繊細なバランスの上に成り立っているように感じますので、もっと枠を広げられてみては?
    或る種の香りが不自然に強いプンケバ酒は以ての外ですが、トロトロからキリリ、果てはガッツンまで、もっともっと様々な味わいを持つ変態酒(笑)は数多くありますから、挙げられた例を覆してくれるものが見つかるやも知れません。

    それに、何も日本酒がワインに、そしてワインが日本酒に取って代わらなくてもいいのではないでしょうか。
    ワインでなければ得られないものがあり、日本酒でなければ得られないものもあるからこそ、酒の楽しみが広がるのですから。

    ただ、他人のフンドシで相撲を取る頭でっかちや、程度を弁えない輩は論外です。
    そして、ナンチャラ評論家や勘違い料理人も。
    私なら…生の魚介や鮨にワインは元よりプンケバ酒を合わせようとは思いませんけどね。

  11. 田舎もん より:

    こんにちは。

    逆に取られてしまった、残念。

    ワインと清酒を入れ替えるのではありません。
    #仰るとおり、そんな必要はありません。

    そうではなくて、和食には清酒、洋っぽい食事(というか、何だろう、何か)に
    ワインと決めてかかる、あるいは、何が何でもワインにする、清酒にするというのは、
    紹介したような組み合わせに出逢えないのでは?
    ということです。

    たとえば、ソーテルヌにフォアグラが定番ですが、他には無いのかということです。
    #そういう意味では、ワインの替りを探してるのでしょうけどね。

    甘い酒(清酒に限らず)は料理に合わせるのは難しいので、どうかなぁと。

    甘くて、美味しいの、ご存知ありません?

    では、ごめんなさい。

  12. 田舎もん より:

    ごめんなさい、書き忘れたことが一つ。

    食と酒の取り合わせを話すと、大抵、清酒かワインのどちらかだけの方が多いんです。

    ワインはワインだけ、ソムリエの方々でもそういう方が多い。

    で、おやぢ殿にはそれらができるようになって欲しいとの期待があるのです。

    もっと、具体的に書くと、小川原専務のようであって欲しいと。
    #彼のコレクション、知識はご存知でしょ?

    市井に、彼のような方が、もっと居て欲しい。

    そういうことなのです。

    では、ごめんなさい。

  13. おやぢ より:

    To 田舎もんさん
    二つ前のコメントにも書いたように…
    『何よりもまっとうな燗酒こそが世界最強の食中酒である』
    と思っている年寄りにこりゃまた難儀なご注文を。(苦笑)
    ただでさえ生活保護が必要なくらいなのに、この上二股かけたら…
    首を括るしかありませぬ。(爆)

    ワインを避けている訳ではありませんが、何よりも温められませんから。
    歳を取ると冷やや冷し酒は後がつらいのですよ。
    だったら飲む量を加減しろ、と自分でツッコンでおきますけどね。(笑)
    冗談はさておき、飲用温度も食中酒としての大事な要素でもありますから、
    その意味でもどうしても日本酒、しかも燗酒を優先させてしまいますね。

    ソーテルヌやアウスレーゼのような甘口でおいしい日本酒は…
    甘いだけならともかく飲めるものとなると…
    睡龍の生�純米吟醸甘口原酒、山田錦を使った奥播磨、オオセトを使った凱陣、鷹勇の純吟なかだれ生原酒、鶴齢の無濾過シリーズ、大洋盛の華凛などは?
    熟成型でよろしければ…
    日置桜の山笑うシリーズ、小笹屋竹鶴の番外編山田錦、旭若松の火入原酒、旭菊の純米古酒平成一桁もの、秋鹿の倉垣千石谷などもよろしいかと。

    最近飲んでいませんけど、能登白菊も香り高くて甘かったですよ。(笑)

  14. 田舎もん より:

    お晩です。

    まずは、情報ありがとうございます。
    ただ、今は、清酒もワインも増やせないので。
    どちらも六ケースはある。

    食生活の変化、そして、長時間労働に伴い、
    飲酒(清酒だけではない)の環境が厳しくなって、
    そこいらへんをうまく案内してくれる人が居ないと
    どうなってしまうのかと思ってます。

    大人になったら酒は呑むものであるというのは、
    女の子だから成人式には着物を着てくれると
    思っている着物業界と同じと感じてます。

    それくらい、酒呑まないですよ。

    清酒の懐の深さ、ワインの口中をすっきりさせる効果は、
    カマンベールを使うと実感しやすいので、ぜひ、お試しください。
    #白ワイン、一本くらいありますでしょ。
    この部分が、うまく伝わってなかったように感じる。

    清酒はフロマージュを包み込み渾然一体になり、ワインは味わいが引き立つ感じになります。
    #ご存知でしょうけどね。

    で、どちらが好きかは人それぞれでしょう。
    場合によっては、どちらかがうまいということはあるでしょうけど。

    さらに、リンゴを薄切りにし、その上にカマンベール。
    清酒は合わないと思われるかもしれませんが、
    初しぼりの燗が良かったりするんですよ。

    リンゴを柿にして試したことはありませんね。

    他に、生ハムに西洋梨や桃。
    これもワインと較べると面白いですよ。
    白ワインが良いとは言えない。
    そして、果物と清酒になると、強い香りはきつくなります。
    生ハムだけを清酒やワインと合わせたときと別の感じ方になります。
    当たり前ですがね。

    あとは、カマンベールを丸ごと、オーブンか電子レンジにかけて、中をトロトロの状態にします。
    上皮を外して、蒸したジャガイモ、にんじん、ブロッコリ、パンを付けて食べます。
    簡単なフォンデュですね。
    モン・ドールもお薦めなのですが、今年は五千円もするので。。。

    これも、清酒とワイン、どちらもいけます。

    では、ごめんなさい。

  15. 田舎もん より:

    いかん、書き忘れた。

    カマンベールとりんごは、芋焼酎を水で割ってお燗をつけたものを合わせると、また、面白い表情を見せます。

    焼酎って、意外に良いねぇと。

    さつま揚げ
    最近はチーズ入りなんてのがあってワインがお薦めと言われたりするんですが、
    私は??と思いましたね。
    焼酎の水割りお燗、この組み合わせが最強でしたね。

    では、ごめんなさい。

  16. おやぢ より:

    To 田舎もんさん
    久々にsake-MLを思い出しました。(笑)
    それと、6ケースくらいならまだかわいいものですよ♪

    そういう切り口もありでしょうが、既に飲んでいらっしゃる方よりも
    その飲まない方々の方が気がかりです。
    アルコールを受け付けない体質なら致し方ありませんが、
    食べるという行為を楽しもうという意識がないのでしょうか。
    日本酒を『ごはん代わり』にしているものとしては…
    まず酒に目を向けさせることの方が先決のように思います。
    その前に食自体に…かも知れませんが。

    口に入れるものに対してあまりにも無頓着だったことのツケでしょうか。
    酒でいえば酔えばいいだけの気違い水やまずいボロ酒が大手を振って歩いているようでは、目を向けてもらうことすらたいへんなことです。

  17. 田舎もん より:

    お晩です。

    どう書いたら伝わるか、いろいろ考えましたが、
    見て、感じたことを。

    ケース1
    テーブルの料理を前にした若者の発した言葉。
    こんな美味しいものが並んで、ご飯食べないなんて信じられない。
    #酒じゃないのよ。(^_^);;

    乾杯して、五分経つか経たないかで、ご飯食べ始められちゃう。
    酒(清酒の意ではない)より、ご飯の方が満足が得られるんでしょうけど。。。

    これをやられちゃうと、料理が無くなっちゃうのよね。
    呑んでいても、せわしない。
    実際、宴会時間が短く済むようになってる。
    一時間後は料理無い。中途半端に余ったビール、酎杯が残ってる。

    全農、農家は嬉しいでしょうけどね。

    ケース2
    アルコールが(体質として)呑めないからという人もいるのですが、
    ひたすらコーラを飲む人。2リットルくらい平気。(-_-);;
    酒の肴を人一倍食べる。

    ケース3
    食事の時間、ビール(他にあっても良いと思うが)もなしに、食事のみをする。
    えらい静かだなぁと思った。
    だが、食事が一切終わり、少し休んだら、テーブルの上に乾き物、スナック菓子などをずらっと並べ、
    ビール、酎杯、他(他人様のものなので詳細はわからず)で、
    まぁ、随分元気だことと思える飲み会の始まり。

    飯を食ってから酒呑むの(!_!)

    ケース4
    酒は酔うから嫌。大きな失敗でもしたからかと思いきや、
    体が熱くなるからと。

    こんなところでしょうか、最近目立つのは。
    おやぢ殿が気にしてらっしゃる、ひどい清酒の所為では?というのは聴かないですね。
    そもそも、そういうものを口にしない人が多い。

    ビール(発泡酒を含む)、酎杯が酒であって、それ以外は無いみたいよ。

    ワインを呑む人は相当酒に強い人、あるいは酒呑み(依存症予備軍みたい、彼等には)。
    実際、7%位のワインでも、アルコール度数が強過ぎるそうな。
    こうなっちゃうと、まっとうな清酒を水で割っても、理解して貰えんでしょう。
    倍に薄めるんですからね。

    自信はありませんが、アルコールに弱い人、耐性が無い人が増えてるんでしょうかねぇ。

    あるいは、彼等の声が大きくなった?

    まとめようもないし、支離滅裂でもありますが、
    昨今の若者酒事情です。

    では、ごめんなさい。

  18. おやぢ より:

    To 田舎もんさん
    若者事情のご紹介、ありがとうございます。
    こちらの某大学は日本酒サークルがあるだけまだマシってことでしょうか。

    実はウチの娘たちでも…
    食事と一緒に楽しむという飲み方はまだできない。
    食事は食事、飲酒は飲酒、別々のもの。
    とする奴もいますからねぇ。
    子どもの頃はみな同じようなものを食べて育ってきたはずなのに
    今では三人三様。
    それぞれで酒との関わりや距離が違ったことは確かですけど…。
    掘り下げていくと、共働きが一般化したことや家長の威厳が弱まったことなど
    家庭の成り立ちの変遷まで探らなくてはならないようですね。

    今一つは、きちんと酒の飲み方を教えてくれる存在がいなくなったことも。
    核家族化や個室化、一人暮しが進み、家庭内は元より、世代を超えたつきあいが
    どんどん少なくなっていますから。
    私なら、望めばいくらでも田舎もんさんに教えてもらえる環境に
    感謝こそすれ厭うなんてことしませんけどねえ。
    毎日、金魚のフンよろしくお零れに与ることを期待しますな。(笑)

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