シネマを肴にシマネの酒って

すっかり居座ってしまった感のある店内常温放置酒。通年空調あり、蛍光灯なし。わずかなガラス開口部も紫外線カット処理をしてありますから、「熟れろ〜、熟れろ〜」にはお誂え向きの環境なれど、ひとたび酒を探すとなると、あっちをガサゴソ、こっちをガサゴソ、とはなはだお見苦しく、かつ、体力的にも骨が折れまする。
そろそろ本腰を入れて涼冷え(15℃近辺)庫に片付けないと…。

てな訳で、帰り際に探すのが面倒臭くなって、横着を…。
試飲用を持ち帰るのはまずないことなのですが、おやぢ的タイトル同様、見逃して…。(>_<) 扶桑鶴●扶桑鶴 純米 “高津川” (2005.02詰)
開栓したのはいつだろ? ひょっとしたらまもなく2年!?
冷やで。久しぶりのご対面をすませ、「そうか、こういう味だったか」と一人で得心。(笑)
まだしっかり味もあるし、最後に “扶桑鶴” らしい「ツン」とついてくる酸も。
この「らしさ」を楽しめるのはやはり “高津川” と “純吟 雄町” ですな。“純吟 山田錦” はもたつきを感じ、どうも苦手。偏ったベロで申し訳なく…。

首はもちろん、底のほうでも、徳利を持つのがつらいくらいのアチチ燗に。鍋つかみが要りますぞ。
「シャキ〜ン」と締まった味わい。「ツルッ」と滑り、「スッ」と切れる潔さ。味の多い酒に慣れてしまうとこの良さを見失いそうになるのでは?

アテは、豚肉と長葱の炒め物。葱まで油まみれで諄い。「フライパンで油を使った?」とカミさんに問うと「うん」。「だったら酢も入れろよ」と胸の内でボソッと。もっとも、端っから油を使わなければ、塩胡椒だけでいいのですけどね。そうだ、塩と酢の代わりに自家製梅干しを使ったらどうなるか…今度試してみましょうか。
ブロッコリーたっぷりのクリームシチュー。赤いものは…「げっ、海老だぁ〜!!」。彩りはきれいなのですが、怨みでもあるのかいな。目をつぶって食べても海老は海老だすな。
持ち越しの切り干し大根の煮物と大根・人参のなますで口直し。

煮汁の染みた高野豆腐を選り食いしながら、今宵もジュリア・ロバーツを。:-)
でも『プリティ・ウーマン』や『ノッティングヒルの恋人』ほど面白くないなぁ。
デンゼル・ワシントンとの『ペリカン文書』がマイ・ベストでしょうか。
それにしても、相変わらず「口がでかい!!」(笑)

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シネマを肴にシマネの酒って” に対して4件のコメントがあります。

  1. りょう より:

    海老は生も火入れも苦手なんですか?

  2. ちゃむ より:

    「純吟 雄町」は、いい感じに練れているですかねぇ。

  3. おやぢ より:

    >りょうさん
    外で出されれば残しませんけど、家ではほとんど手を出しませぬ。
    買い物に行って甘海老が山ほどあっても知らんぷりですから。
    あ、明治屋@阿倍野の“松竹海老”はグビグビお代わりしましたね♪ (笑)

  4. おやぢ より:

    >ちゃむさん
    うぅむ、どうでしょ。でも、今現在まだ15BYのはずですから♪ (笑)

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