またまたこんなのが…
相変わらず次から次へと押し寄せる酒々の波。
♪ネズミよ、これがあの有名な太平洋だよ♪などと唄っている場合じゃありませぬ。
■竹鶴 八反60%純米原酒 H12BY
小笹屋の “番外編" H12BYが尽きたと思ったら、こんなのが出てきました。
うぅむ、あの蔵のどこに、何が、どれだけ寝ているのやら。まるでどこかの変人酒屋みたいですな。(笑)
冷やで。色は番茶(ほうじ茶)を思わせる褐色。期待に違わぬ熟成香で、うまみたっぷり。番外編と違うのは、後に苦が残ること。
飛び切り燗(55℃近辺)超から冷ます間に、豚ハツを炒めまする。
あらま、ごていねいに塩胡椒とレモン果汁まで。
こんなお仕着せはいらないから、その分、値段を下げてよ。(○`ε´○)
さてさて、いただきま〜す♪
おぉ、先ほどの苦が程良い締まりとなって、ウンマ〜い!!
甘辛酸苦渋。酒の味には甘辛や酸だけでなく、適度な苦や渋もないとなりませぬ。これがないとボヨヨ〜ンとした酒になってしまいますからね。
余韻は “番外編” のほうが長いようですが、全体的なバランスとしては “八反原酒” に軍配を上げます。
ま、値段の差からすれば、当然のことですけど。
これで不味かったら星一徹ばりの卓袱台返しを見舞わねば♪ (笑)
アテは、野菜たっぷりの豚肉の鍋。塩味が野菜のうまみをさらに引き立ててくれますぞ。
鰹のタタキ。こちらはシークワーサー醤油で。
豚ハツにまとわりついた油も洗い流してくれる “八反原酒” が、快調に箸を進めてくれます。
茹でたほうれん草やトマト・胡瓜はマヨネーズで。この酸味ともピッタンコ。
ふぅ〜、大満足でお代わり要らず。
開け立てでこれですから…
放置で後の苦が消えてくれれば、さらにドバ〜ッとうまみの大波が?
それはまた次回のお楽しみ♪