Scene昨夜から風が強まり、気温も下がり気味だったけれど、一夜明けたら辺り一面、まるでシュガーパウダーを吹き付けたような風景。
「この冬一番の冷え込み?」
と思ったものの…この冬二番だとか。
ってことは、寒さもいよいよ “責め” に入りましたかしら。

某 “攻め純米” という商品もありますが、酒造用語としては『責め』と表記するのが通例。


 
ひこ孫■ひこ孫 純米酒 (2001.12詰)
初めにお断りしておきますが、これ、意図したものではありませんから「それ欲しい!!」といわれても出せません。ご自分でつくりなはれ。(笑)

それもそのはず、開栓時期不明の常温放置酒♪
6年の歳月を経て、しかもその内の数年は開栓されていたにも拘わらず、少しの崩れどころか(あの神亀臭はあるものの)老ねもなし。しっかり締まった味わいは口中で涼やかでもありまする。
当然、アチチ燗(60℃近辺)へGo〜!!

ウンマ〜い♪ でも、地味〜♪ (笑)
とはいえ、分を弁えた味わいは一見地味に見えるかも知れませんが、これぞ食とともにある酒。余計なものが削ぎ落とされた真のうまみは、流行り廃りを意識している内は決して生まれてきますまい。

アテは、鶏の香草焼き。といえば聞えはいいですが、要は出来合い。
そのあざとい味わいも酒を含めば一刀両断。ベロの上はまっさらさら。
タコの乗っかったサラダ。「あれれ、酢は?」「あ、使い切っちゃった」
食卓に900mlの酢の瓶があるというのは異様でしょうが、ウチではNo problem♪
然らば、今宵は山葵醤油で、サラダもやっつけましょうか。
ハリハリ漬けやほうれん草のお浸しも食べながら定量がお終〜い。

「あ、終わっちゃった」と素直に杯を伏せられたのも…やはり酒の力?