秋鹿 無濾過原酒山田錦80%火入2003
■2004/12/22 Wed. の酒
地震の時、5段目から落ちながら奇跡的に助かった1本。王冠の凹みと破損したラベルがあの時を思い出させる。
帰ったら、鱈(^^; の煮付け。運良くオスだったらしく、昼に続いて白子もある。肝もだ。大根と里芋も煮汁を吸っている。他に鰯のカレー煮にビーフシチューという、何の脈絡もない献立だが、今日に始まったことじゃないからしょうがない。
さて、秋鹿。2004の若さと煌めくような酸の立ち上がりも捨て難いが、まだ純米の表示がない2003の練れた味わいは熟女の魅力か。まろやかに、またたおやかに旨みが押し寄せてくる。
白子を一口、肝を一口、煮汁のしみ込んだ大根を、ねっとりかつ風味の強い里芋をと、箸と杯が進む。
原酒にありがちな諄さもなく、アルコールの強ささえふくよかなボディにしてしまった。これが若さだけでは太刀打ちできない熟練の味というものだろう。
ただ、ちょっと甘めのカレー煮やビーフシチュー相手だと、ややもたつきを見せる。こちらには、押し味とキレが欲しいところだ。
てな訳で、るみ子の酒瓶火入れ6号酵母13BYを当てる。もっと渋い酒でもよかったけど、二言目には「塾は?」と吠える教育ママよろしく、一言目から「熟」「熟」と、『熟』好きなおやぢのホームストックに渋酒・苦酒はないのですよ。X-)
ほうほう、熟女とはああいう味なのか。若い娘しか知らんでのぉ〜 (~_~;)ワケナイか。
もそっと年上がお好みとか。:-)
nizakeさんは酒ロリコンだって大魔神が言ってました。
大魔人めぇ〜(~_~;)
って、本当の事だからな。
若い酒が自分が想像どおりに成長した時の喜びって言ったら、そりゃあもう!
熟成したお酒も当然好きですよ。でも、それが良いって事は誰にでもわかることだからね。
今日もありましたが、まだ生鮮品と同じと思っている人の方がほとんどですよ。
「酸っぱくなるんじゃない?」って、どこの酒ですかぁ。
その人たちってワインも酢になるって思ってません?
たぶん、そうでしょうねぇ。
でも、2003日付の神亀純米と大七自然酒生もとに納得していたから、聞く耳は持っておられたようです。
そいじゃ、そのうち「もっと古いのないの?」って言い出しますよ。
秋鹿の山廃純吟無濾過火入原酒2001とか? 🙂
生だと2002かも。
そうそう、ひこ孫の純米大吟は来た時から1999です。(-.-;